おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?
Issue No. 25からスタートした202
来年も引き続き、毎週日曜朝に皆さんのメールボックスにお邪魔したいと思います。コーヒーの蒸らしの時間に、布団の中で、トイレの中で、待ち合わせの隙間時間に、カレーを煮込んでる時に、電車やバスの中で、コーヒー片手にカフェでゆっくりと……いろんなシーンでメールを開いてもらえたら嬉しいです😀
そして改めて、毎週コーヒーをご提供してくださっている全国のロースターの皆さん、レシピをご紹介いただいている全国のバリスタの皆さん、もちろん
最後に、アメリカのコーヒーニュースメディア
最新号のStandart Japan 18号も在庫が残り100冊を切りました。年内の発送は27日までとなります。定期購読をご希望の方は、年末年始のお供にでもぜひ。
今年も1年、Standartをサポートいただきありがとうございました!
それでは皆さん、良いお年を。
編集長 Toshi
This Week in Coffee
世界のコーヒーニュース
ストーリーを紡ぐもの
先日建築・デザインメディア『
フィケの主要生産国の1つが、コーヒー生産国としても名高いコロンビア。エスコバール氏は制作を始める前に自身の出身国コロンビアで、フィケの生産から豆袋の製造に至るまでの産業全体についてリサーチしました。すると原料の精製時に生まれる産毛のような繊維や、規格外もしくは使用後の豆袋が廃棄されていることが分かり、その後フィケ農家の技術を採り入れた「生産国で作られるファニチャー」のデザインに至ったとのこと。そこには、原料だけでなく商品の製造・加工まで国内で行うことで、生産者・生産国が付加価値を享受できるのでないかという、彼女の現状の経済システムに対する問題意識も反映されています。
「自分の作品を通じて原料
その他の気になるニュース
▷ 今月9日、NY・バッファローのスターバックス店舗で、米国内の直営店初となる労働組合が結成されました。これを受け、現在ボストン近郊の
▷ Sprudge Awardsのロースター部門ファイナリストに、Leaves Coffee Roastersが日本から唯一ノミネートされました。デザイン・パッケージ部門には、スイスのMAMEの名前も。来年1/9 〆切でこちらから投票を受け付けています
▷ 壁に取り付けられるピストンレバー式エスプレッソマシン「Superkop」がクラファンを経て製品化。電気を一切必要とせず、手押しポンプの要領でエスプレッソが抽出できます。手動ってところがまたそそられます。
▷ コーヒーチェリーの果皮・果肉(カスカラ)の抽出液が、覚醒度と気分を高めるかもしれないという研究結果を英大学が発表。近年注目を集めるカスカラの健康食品としてのさらなる効果に期待が高まります。
▷ サウジアラビア王国の文化省が、国内のコーヒー産業のさらなる活性化を図るため
What We're Drinking
今週のコーヒー
coffee uno 三重(地図)
三重県鈴鹿市のスペシャルティコーヒー専門店。 こころ豊かになるコーヒーをお届けするため、日々焙煎しています。 コーヒーの奥深い世界を体験してください。 Enjoy coffee!!
生産者:DEVON PLANTATION&INDUSTRIES LTD
生産地域:インド カルナータカ州チクマガルール地方(地図)
品種:SL9
精製方法:ナチュラル
テイスティングノート:ダークチョコ、ワイン樽、ハーブ
編集長のコメント:
The Weekend Brewの2021年最後を飾るコーヒーは、産地初登場のインド! 以前何度か飲んだことがありますが、もうずいぶん前のこと。ワクワク昂る気持ちでハンドグラインダーの取っ手を回す手にも力が入りました。ミディアムローストとパッケージにある通り、パンの焼けたような香ばしい匂い。スパイス香があり、シナモンやカルダモンブレッドが焼き上がったばかりのカフェに入ってきたような気分です。まず最初に感じたのは、ほのかな柑橘系のフレーバー。滑らかな質感と共に、黒糖やチョコレートの甘味と適度なビターさが訪れます。チョコレートが口の中でゆっくりと溶けていくような口どけの良さを感じ、上質なガトーショコラを食べているかのよう。甘く続く余韻は口の奥からじんわり長く続き、鼻から息を吐くとふわりと香る残り香が心地よいです。冷めてきても、濃く抽出したチャイやスパイスウォーターを飲んでいるかのようなクリーンな味わいがあります。インドすげーと、一人悶絶。寒くなってきたこの時期にぴったりなコーヒーでした。
Artists in Residence
Standartを彩るアーティストたち
アーティスト:
プロフィール:
スペイン・マドリードを拠点とするイラストレーター。クリエイティブスタジオのアートディレクターを経てフリーランスへ。
最新の掲載記事:
Standart Japan 第15号
「スペシャルティの限界:環境政策と左派」
Inspiration
おすすめの本、映画、音楽、アート
Where the Leaves Fall
Where the Leaves Fallは、ロンドン発のインディペンデントマガジン。クリエイティブや食、エコロジーの観点からイベントやワークショップなどを開催するOmVed Gardensというガーデンスペースの全面バックアップのもと、ファウンダーであるルシアーネ・ピサーニ氏とデイヴィッド・リーヴ氏が
Brewing with…
あの人のコーヒーレシピ
ジム・ジャームッシュの『コーヒー&シガレッツ』を観て
セットアップ:
抽出器具:HARIO.V60.02
豆量:12g
湯量:200ml
挽き目:BOMMAC #4.5
湯温:88 - 92℃
抽出時間:2:30
手順:
- 30ml - 0:30
- 90ml - 1:00
- 130ml - 1:30
- 200ml - 2:10
- 0ml - 2:30
ポイント:
珈琲が深呼吸している感覚でお湯を注いでいます。
コメント:
ジャッキー・チェンは言います。
"Coffee's language in itself"(コーヒーは言語そのものだ)
coffee 一杯で多くの方と繋がれることや、普段、お客様と、何気ない会話や、下らない話、夢の話が真面目に出来る事、その一つ一つがもの凄く大切に思わせてくれる
今週の The Weekend Brew はいかがでしたか?
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今週の The Weekend Brew は Standart Japan 第18号スポンサーのブルーマチックジャパン、パートナーの Victoria Arduino x トーエイ工業、The Roast Expert by Panasonic、FAEMA x DKSHのサポートでお届けしました。
LOVE & COFFEE✌️
Standart Japan
(執筆・編集:Takaya & Atsushi)