おはようございます。今週はどんな一週間でしたか?
10/30~31にかけて、世界
Weekend Brew #10でもご紹介していたこのイベント、皆さんは参加されましたか? 「コーヒーフェスティバル」という名前ですが、どちらかというと
最近はこのような大きな規模のオンラインイベントも増えてきましたね。
今週のStandart Japanは14号のリリース準備中。と同時に、あと
編集長 Toshi
This Week in Coffee
世界のコーヒーニュース
速報の裏側
先週のWeekend Brewでも触れた通り、9月のブラジルのコーヒー輸出量は過去最高を記録し、今年のアラビカ種の生産量は歴代
コーヒーの隔年結果(花や果実の量の多い年と少ない年を繰り返す現象)を考慮し、2018から2019年にかけてのアラビカ種生産高の減少率を
そして2021年は気候変動による高温少雨な気候の影響から、さらなる生産の落ち込みが予想されています。ブラジルのコーヒー生産のサイクルは花芽ができる
高温低湿な気候下で火災のリスクが上昇しているほか、現地通貨レアルの下落による輸入肥料・農薬価格の高騰、過去最低水準の市場価格も忘れてはいけません。あらゆる要素が2021年度以降のコーヒー生産への不安に繋がり、それらは世界のコーヒー産業の未来にも直結しているのです。
Cのサイクル
「繋がりの間にはいつもコーヒーがある」。そんな単なる飲み物を超えた魅力に溢れるコーヒーは、実はサイクリング文化とも深い縁があります。その始まりは
コーヒーライドの定義は多岐に渡りますが、プロや競技ライダーにとっては厳しいトレーニングの後に行う、カフェでのエネルギー
社会学者Ray Oldenburgは、カフェをはじめとするサードプレイスが8つの要素によって構成されると説き、その中には「中立領域」、「平等主義」といった要素が含まれています。実際にスペシャルティコーヒーへの興味関心やライダーとしての熟練度に関係なく、コーヒーの周りでは人々が平等な存在となり、新たな繋がりやローカルコミュニティが育まれているという点に改めてコーヒーの魅力を感じます。
コーヒー(Coffee) の間に繋がりがあり、繋がり (Connection) の間にコーヒーがある。次はどのようなコーヒー文化や繋がりが生まれるのでしょうか。考えていると思わずにやけてしまう、そんなコーヒーが紡ぎだす魅力に、私たちはずっと昔から惹きつけられているのかもしれません。
その他の気になるニュース
▷ 10月3日、世界最大のカッピングイベントが開催されました。Yo
▷ 今年のコロンビア COE(国際品評会)上位
▷ Light Up Coffee代表の川野さんが一杯のコーヒーから何円が生産者に渡っているのかについてnoteで解説してくれています。冒頭の数字だけでなく、それに続く
▷ グアテマラと日本を拠点に活動する生産者団体Good Coffee Farmsが沖縄県に研究拠点を設立へ。沖縄の環境に適した品種選定、精製プロセスの研究、商品開発などを行い、「世界に通用する」コーヒー産業の発展を目指します。
▷ ベトナム企業ShoeXがベトナムコーヒーを材料とした布マスクを開発。より多くの人に環境問題を意識した生活を送ってほしいという思いが込められた同製品は
What We're Drinking
今週のコーヒー
フィンランド語で川を意味する「
生産者:
Peralta Family
生産国:
ニカラグア、ヌエバ・セゴビア県、サンフェルナンド市(地図)
品種:
イエローカトゥアイ
精製方法:
アナエロビック・ナチュラル
テイスティングノート:
ラム、シナモン、クランベリー、トロピカルフルーツ、カカオ、スパイシー
編集長のコメント:
ちょっと肌寒い朝に立ち寄ったコーヒー屋さんの軒先でコーヒー片手にシナモンロールを頬張るーーそんな情景がぴったりなスパイスと甘い香りがたまりません。まるでテイスティングノートのひとつひとつを答え合わせしていくように、コーヒーが舌先に触れた瞬間から喉の奥に流れていくまでの間に、それぞれのフレーバーの輪郭をくっきりと感じることができます。空気の澄んだ朝に外で飲みたいなと思った、不思議とエネルギーを感じるコーヒーでした。パッケージの手書きの文字も愛を感じます。農園の動画がVimeoにありました。
Inspiration
おすすめの本、映画、音楽、アート
全国学生オンライン演劇祭 - 劇団ノーミーツ
ウェブサイト|オンライン演劇
コロナの影響でなかなか気軽に演劇も観に行けない状況が続いていますが、自宅で楽しめる演劇を自宅から届ける劇団が今年の
This is Water - David Foster Wallace
動画|音声&書き起こし
普段あまり本を読み返したり、映画を見返したりすることがないんですが、折に触れて見る、聞く、読むようにしている、というより自然と引き戻されるスピーチがあります。「
Brewing with…
あの人のコーヒーレシピ
薮内 颯人
やぶうち はやと
札幌市立の高校に通っている高校3年生、インディー焙煎師。2019年にコーヒー農園で生産や加工、流通を学ぶため、東ティモールへ
セットアップ:
抽出器具:
KONO式 名門ドリッパー 2人用
KONO 円すい コーノコットンペーパー
月兎印 琺瑯スリムポット 0.7L
豆量:17g(焙煎度によって多少の調節)
湯量:300ml
挽き目:中挽き(ボンマックのコーヒーミルにおける
抽出温度:92℃
抽出時間:3.5分-4分
手順:
- コーヒー豆は事前に冷凍庫で冷やしておく。ドリッパーをリンスし、少し水気を帯びた状態の上にペーパーを乗せる。
- 40ml程度のお湯を注ぎ、蒸らしの工程に入る。ここまでで1分を少し過ぎるくらい。
(豆が浅煎りの場合は蒸らしの時間に撹拌する ) - 白い泡がなるべく頂上から500円玉より大きく広がらないようキープしながら、線の細さを意識して注いでいく。
- 抽出し切った後は、しっかり液体をスプーンで攪拌し、あらかじめ温めておいたカップへ注ぐ。
ポイント:
▷ 甘みと余韻を大切にしたいため、細さを意識して注いでいます。
▷ ペーパーにコットンを利用することでとろっとした味わいが実現できるため愛用しています!
一言:
フレッシュなコーヒーはハッピーな時も憂鬱な時も自分を受け入れてくれて、そして雰囲気を作ってくれる。コーヒーが演出してくれる時間って、本当に豊かで素晴らしい思っています。カルチャーとしても本当にかっこいい。コーヒーの虜なんです
今週のThe Weekend Brew はいかがでしたか?
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今週の The Weekend Brew は Standart Japan 第13号スポンサーの Daterra、パートナーのトーエイ工業、Swiss Water、Department of Brewlogy のサポートでお届けしました。
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Standart Japan