COFFEE PAPER PRESS × Standart オリジナルしおり

COFFEE PAPER PRESS × Standart オリジナルしおり

Standart Japanを定期購読いただいいている方には、毎号世界中のロースターから届く選りすぐりのコーヒー豆をお届けしていますが、第5号ではさらにスペシャルなコラボアイテムをお送りします!

そのコラボアイテムとは、コーヒーを淹れた後に残るデガラシを染料に使った特別な再生紙「コーヒーペーパー」でできたオリジナルのしおり。しかも使用されているコーヒーは、先日行われたTOKYO COFFEE FESTIVALでStandartとコラボ出展し、第5号のサンプルコーヒーを提供してくれた、デンマーク発のスペシャルティロースター La Cabra Coffee Roastersのもの。

この記事ではコーヒーペーパー誕生の背景に加え、コーヒーペーパーでできたしおりの製造やイベント出展を行うHUMORABO・紙成屋・Tool do Coffeeの協働プロジェクト「COFFEE PAPER PRESS」についてご紹介します。

COFFEE PAPER PRESSとは?

COFFEE PAPER PRESS(CPP)とは、「福祉とあそぶ」をテーマに活動する夫婦デザインユニットの「HUMORABO」、活版印刷を通じて紙の持つ力を届ける「紙成屋」、そしてコーヒーをツールに、きっかけと付加価値を創造するTool do coffee」が協力し、「珈琲 × 活版 × 福祉」という異なるジャンルを掛け合わせることで、既存の価値観にとらわれない活動を行うプロジェクトチームです。

しおりの製造だけでなく、全国の福祉施設に美味しいコーヒー時間を届ける活動や、イベントへの出展も行うCPP。そもそもの誕生のきっかけは、東日本大震災の被災地復興支援プログラムをきっかけに生まれた「デザインと福祉 」というコンセプトでした。

“しごと”の復興をきっかけに生まれた手すき紙

前川雄一さん・亜希子さんご夫妻が手がけるデザインユニットHUMARABOは、障害のある人の“しごと”の復興を支援するプログラムを通じて宮城県の南三陸町にある「のぞみ福祉作業所」に出会いました。

HUMARABOのふたりは、のぞみ福祉作業所で製造する製品を開発をするために被災地で時間を過ごすなか、いま社会に足りない大切なものがここににあるのではないかと感じ始めたのです。

人の感情や愛情がシンプルに表現されやすい被災地という環境下で、人の幸せを中心に考える福祉という仕事。そんな福祉の仕事そのものを商品価値として社会に届けたいという想いが、「デザインと福祉 」というコンセプトの根底にあります。

こうして誕生したのが、全国の支援者から届く牛乳パックを原料に、すべて手作業で作られる「NOZOMI PAPER®︎」でした。ふっくらとした紙質と、手すきならではの耳による揺らぎが特徴で、活版印刷との相性は抜群。

のぞみ福祉作業所の利用者すべての仕事・工賃アップに寄与するNOZOMI PAPER®︎は、原料を提供する「社会」と商品を作る「福祉」をつなぐ橋渡し役も担っています。さらに商品にを介して生まれる、人と人のつながりも見逃せない魅力のひとつ。

NOZOMI PAPER®︎からコーヒーペーパーへ

2016年、HUMARABOは東京の五反田で活版印刷サービスを提供している紙成屋と「活版tokyo」という活版印刷のイベントで出会います。

その後、紙成屋がCOFFEE COLLECTIONに出展する際に、「NOZOMI PAPER®︎をコーヒーで染めてみては?」というアイディアが生まれ、コーヒー染のしおりを作ることに。当時からデガラシの行方を気にかけていたTool do coffeeは、それを見てCOFFEE COLLECTIONの会場で紙成屋と熱い握手を交わし、現在のCPPが形作られていきました。

牛乳パックの再利用のみならず、従来なら捨てられてしまうだけのデガラシにも役割をきちんと見つけること、さらにコーヒーという新たな入口を持てることも大きな魅力でした。珈琲好きが、コーヒーをきっかけに福祉施設でつくられた手すきの紙に触れ、福祉に触れる。こうしてNOZOMI PAPER®︎に活版印刷・コーヒーという新たな要素が加わったのです。

「珈琲 × 活版 × 福祉」というアイディアや温かみのある商品が評価され、コーヒーペーパーは日本グラフィックサービス工業会が毎年開催する「ジャグラ作品展」で、厚生労働大臣賞を受賞しました。

ここまで読んでくださった方はもうお気づきかもしれませんが、CPPとStandartにはコーヒー以外にも共通点があります。

電子書籍やオンラインコンテンツが溢れる現代に、紙の雑誌にこだわるStandart。デジタルコンテンツにはもちろんさまざまな利点がありますが、Standartが紙にこだわる理由のひとつは、人と人のつながりです。人の手を介してモノが移動するなかで生まれる出会いや会話、そこから芽を出すコミュニティはStandartにとっての財産そのもの。

今回のコラボを通じて、CPPとStandartが大切にする「人の輪」をさらに広げていければと思っているので、しおりを受け取られた方はぜひInstagramやFacebookを通してその感想をお聞かせください(CPP・Standartが出展するイベントに参加される方とお話できるのも楽しみにしています!)。

最高にかっこいいCOFFEE PAPER PRESSの3人

今後もこのようなコラボを計画していきますので、気になる方は定期購読のご検討ください

それでは皆さん、今日も良い1日をコーヒーと共に。